【クロノトリガー】サラのその後はどうなった?|行方不明からクロノ・クロスでの解放までを時系列で解説
ネタバレ注意
ネタバレを含みますので、未クリアの方はご注意ください。
『クロノ・トリガー』をクリアしても、古代ジールの王女サラがその後どうなったのかは明かされません。弟のジャキ(魔王)が追い続けた姉の行方は、物語に残された大きな空白です。
この疑問は、サラが海底神殿で行方不明になったきり、どのエンディングにも再登場しないことから生まれます。強くてニューゲームで海底神殿のラヴォスを倒しても、サラを救う場面は用意されていません。魔王が姉を探しに旅立つところで物語が閉じるため、続きが気になるのは自然なことでしょう。
本記事では、SFC版の本編、PS版の追加映像、DS版の隠しボス「夢喰い」、続編『クロノ・クロス』の描写を時系列で整理します。あわせて、サラが『トリガー』の中で救われなかった理由も考察しました。
先に結論を述べると、サラは時の闇の彼方でラヴォスに取り込まれ、『クロノ・クロス』の真エンディングで解放されます。ただし、『トリガー』単体ではサラのその後は描かれていません。
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結論:サラはラヴォスに取り込まれ、『クロノ・クロス』で解放される
サラは海底神殿の崩壊時に次元の渦へ飲み込まれ、行方不明となりました。その後の運命は、作品やバージョンが進むごとに少しずつ明かされています。
- SFC版本編:行方不明のまま物語が終わる
- DS版:ラヴォスの思念に取り込まれ、隠しボス「夢喰い」の一部になっている
- 『クロノ・クロス』:「時を喰らうもの」に囚われているが、セルジュがクロノ・クロスを使うと解放される
また、続編のヒロインであるキッドは、サラが生み出した分身です。囚われの身となったサラは、キッドを通じて未来の時代に関わっていたことになります。
根拠:作品ごとに描かれたサラのその後
海底神殿:クロノたちを逃がして行方不明になる
女王ジールは海底神殿で魔神器を使い、ラヴォスの力を引き出そうとしました。その魔神器を制御させられていたのがサラです。クロノたちは魔神器の暴走を止めようとしますが失敗し、ラヴォスが目覚めてしまいます。
クロノが命を落としたあと、サラは残った力で仲間たちを地上へ逃がしました。サラ自身は崩れゆく神殿に残り、次元の渦に飲み込まれて消息を絶ちます。ここまでがSFC版の本編で確認できる確定情報です。
エンディング:魔王は姉を探して旅立つ
魔王を仲間にしてラヴォスを倒すと、魔王はサラを探すために一行のもとを去ります。しかし、姉と弟の再会は描かれません。
強くてニューゲームで海底神殿のラヴォスに勝つと、開発スタッフが登場する「ドリームプロジェクト」のエンディングになります。つまり、SFC版のどのエンディングにも、サラが救われる結末はありません。
PS版:ルッカが赤ん坊を拾う追加映像
1999年に発売されたPS版では、新しいエンディング映像が追加されました。最後の場面では、ルッカが森でペンダントを身につけた赤ん坊を抱き上げます。『クロノ・クロス』の設定と照らし合わせると、この赤ん坊はキッドだと考えられます。
DS版:夢喰いとしてクロノたちの前に現れる
DS版では、クリア後に挑める「次元のゆがみ」の先に、時の闇の彼方へ向かうイベントが追加されました。そこで待っているのは、ラヴォスを倒した別の時間軸から来た魔王と、隠しボスの「夢喰い」です。
夢喰いは、倒されたラヴォスの思念がサラを取り込んで生まれた魔物です。人の夢や記憶、想いを喰らうとされています。戦闘でHPを削り切っても、物語の上では夢喰いを倒せません。
一時的に正気を取り戻したサラは、すべての消滅を願ったのは自分自身だったと明かします。さらに、力に頼っている限り世界の絶望は癒せないと語り、クロノたちを元の時代へ送り返しました。魔王も別の場所へ飛ばされ、記憶を失ったまま森の中を歩き出します。
このエンディング「夢の終わりしとき」は、『クロノ・クロス』へつながる前日譚といえる内容です。
『クロノ・クロス』:時を喰らうものからの解放
『クロノ・クロス』では、ラヴォスが進化した「時を喰らうもの」が登場します。サラはその一部として囚われていました。DS版の夢喰いは、時を喰らうものになる前の段階として位置づけられています。
終盤、オパーサの浜に現れたクロノ・マール・ルッカの残留思念が、サラの身に起きたことを語ります。時空の狭間をさまよっていたサラは、ヒョウ鬼に襲われて泣く幼いセルジュの声に引かれ、その時間軸に干渉しました。このときに生まれた分身がキッドであり、サラのペンダントもキッドに託されています。
赤ん坊のキッドを拾い、孤児院で育てたのはルッカでした。最終決戦でセルジュがクロノ・クロスを使うと、時を喰らうものを形づくる負の感情が癒され、サラは解放されます。普通に攻撃して倒した場合は、時を喰らうものに逃げられてしまいます。その場合は後日談のないエンディングです。
作品ごとの描写を比較
| 作品・バージョン | サラの状態 | 結末 |
|---|---|---|
| SFC版本編(1995年) | 海底神殿で次元の渦に消える | 行方不明のまま |
| PS版(1999年) | 本人は登場しない | ルッカが赤ん坊を拾う映像で続編を示唆 |
| DS版(2008年) | 夢喰いに取り込まれている | 救えず、魔王が記憶を失う |
| クロノ・クロス(1999年) | 時を喰らうものの一部 | クロノ・クロスの使用で解放 |
考察:サラが「力」では救えなかった理由
DS版のサラは、魔法の力ではラヴォスを完全には倒せないと語ります。魔法は、もともとラヴォスに由来する力だからです。この設定を踏まえて各作品を見比べると、共通する流れがあります。
- 夢喰いのHPを削り切っても、物語の上では倒せない
- 時を喰らうものを普通に攻撃して倒しても、サラは解放されない
- サラを救えたのは、負の感情を癒すクロノ・クロスだけだった
この流れから、サラの救済は「倒す」ことではなく「癒す」ことで成し遂げられるように作られていると考えられます。海底神殿のラヴォスを倒しても救出の場面がないのは、容量や演出の都合だった可能性もあります。そのため、テーマとの関連はあくまで推論です。
シナリオを担当した加藤正人氏は、アルティマニアのインタビューで「サラのその後を描きたかった」と語ったとされています。サラの救済を『クロス』まで持ち越した作りは、この制作意図とも一致します。
異なる見方・注意点
『クロノ・クロス』は「ありえた未来の一つ」という見方
『クロノ・クロス』の世界は、『トリガー』のエンディングから一本道でつながっているとは限りません。DS版の魔王も、ラヴォスを倒した別の時間軸から来たと語っています。そのため、『クロス』でのサラの救済を数ある可能性の一つとして捉える見方があります。
一方で、『クロス』での前作キャラクターの扱いや、DS版に夢喰いが追加されたことに否定的な声もあります。『トリガー』単体の物語として、サラの行方を「不明のまま」と受け止める読み方も成り立ちます。
ペンダントをめぐる矛盾
マールのペンダントは、サラのペンダントがガルディア王家に受け継がれたものだとする解釈があります。ところが『クロス』では、キッドもサラのペンダントを持っています。同じペンダントが二つある理由は、作中で説明されていません。
ファンの間では「同じペンダントが複数あった」「次元の渦に飲まれたときに分かれた」などの説があります。ただし、どれも公式設定ではありません。
キッドが生まれたタイミングと魔王の行方
サラがキッドを生んだのが、時を喰らうものに取り込まれる前なのか後なのかは、はっきり示されていません。資料によって説明が異なる点にも注意が必要です。
DS版で記憶を失った魔王が、その後どうなったのかも明確には描かれていません。ルッカがキッドに残した手紙には、いつかジャキがキッドを見つけてくれるという趣旨の言葉があります。それでも、魔王がサラやキッドと再会する場面はありません。解放されたサラも、魔王について触れていません。記憶を失った魔王を『クロス』の特定のキャラクターと結びつける説もありますが、ゲーム内で明言はされていません。
前身作品『ラジカル・ドリーマーズ』での描写
1996年に配信された『ラジカル・ドリーマーズ ‐盗めない宝石‐』でも、名前を伏せた形でサラを思わせる王女が語られます。この作品でもキッドの出自はサラと結びつけられています。ただし細かな設定は『クロス』と異なり、二つの作品の設定は同じではありません。
まとめ
本記事のまとめは以下のとおりです。
- SFC版では、サラは海底神殿で次元の渦に消え、行方不明のまま物語が終わる
- SFC版のどのエンディングにも、サラが救われる結末はない
- PS版の追加映像では、ルッカがキッドと思われる赤ん坊を拾う
- DS版では、ラヴォスの思念に取り込まれたサラが「夢喰い」として登場する
- 『クロノ・クロス』では「時を喰らうもの」に囚われており、クロノ・クロスによって解放される
- キッドはサラの分身で、ルッカに育てられた
- 『クロス』をありえた未来の一つとみる見方があり、ペンダントなど解明されていない点も残る
「クロノトリガーのサラはその後どうなったのか」という疑問への答えは、行方不明になった末にラヴォスに取り込まれ、続編『クロノ・クロス』でようやく解放されるです。『トリガー』だけを遊んでも、サラの物語は終わりません。
ぜひ、DS版以降で遊べる「夢の終わりしとき」と『クロノ・クロス』の真エンディングを見て、サラの物語を最後まで見届けてください。
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