ネタバレを含みますので、未クリアの方はご注意ください。
「クロノ・トリガーの絵はドラゴンボールに似ている、と言われる理由を知りたい」
本作のキャラクターデザインは、当時すでに国民的な人気を得ていた漫画家が手がけました。
その背景を知らないと、この作品が「事件」だった理由が伝わりません。
本記事では、公式に発表されている情報をもとに、鳥山明氏と本作の関わりを整理しました。
読み終えるころには、この座組みがどれほど異例だったかが分かります。
結論から書くと、鳥山明氏はクロノ・トリガーのキャラクターデザインを担当し、堀井雄二氏・坂口博信氏とともに「ドリームプロジェクト」の中心にいた人物です。
目次
鳥山明氏はキャラクターデザインを担当
鳥山明氏は、本作のキャラクターデザインを手がけました。
クロノ、マール、ルッカといった主人公たちから、ラヴォスをはじめとするモンスターまで、本作の見た目を決定づけたのが氏のデザインです。
『ドラゴンボール』で確立された画風がそのまま持ち込まれているため、当時の読者にはひと目で「鳥山明の絵」と分かる仕上がりになっていました。
ドット絵に落とし込まれた造形
スーパーファミコンの表現力は限られています。
それでも本作のキャラクターは、原画の特徴をよく残したドット絵として描かれました。クロノの逆立った赤い髪や、カエルの丸みを帯びた輪郭は、小さなドットのなかでも識別できる形にまとめられています。
「ドリームプロジェクト」という座組み
本作が発売前から話題になった理由は、制作陣にあります。
| 担当 | 人物 | 代表作 |
|---|---|---|
| キャラクターデザイン | 鳥山明 | ドラゴンボール |
| シナリオ | 堀井雄二 | ドラゴンクエスト |
| 制作 | 坂口博信 | ファイナルファンタジー |
| 音楽 | 光田康典 | 本作がデビュー作 |
当時のスクウェアはこの3人をまとめて「ドリームチーム」と呼び、宣伝でも大きく打ち出しました。
ドラゴンクエストとファイナルファンタジーは、当時の国産RPGの二大巨頭です。その中心人物が同じ作品に関わるという事実そのものが、異例の出来事でした。
鳥山明氏が手がけたほかのゲーム
氏がキャラクターデザインを担当したゲームは、本作だけではありません。
- ドラゴンクエストシリーズ(キャラクターデザイン・モンスターデザイン)
- クロノ・トリガー
- トバルNo.1
- ブルードラゴン
ゲーム分野でも長く仕事を続けた作家でした。
2024年3月に逝去
鳥山明氏は2024年3月1日に逝去されました。死因は急性硬膜下血腫と発表されています。
訃報が公表されたのは同年3月8日です。ゲーム業界からも多くの追悼コメントが寄せられました。
坂口博信氏は「鳥山さんに『プロフェッショナルとは、仕事とは』と教えていただいたと思っております。心底尊敬しておりました」とコメントしています。
30周年でもアートワークが使われた
本作は2025年3月11日に発売30周年を迎えました。
その記念商品として2026年3月25日に発売された『CHRONO TRIGGER Original Soundtrack Vinyl LP Box』では、各レコードのジャケットに鳥山明氏のアートワークが使われています。
LP4枚組に64曲を収録し、BOXのふた裏には作曲を担当した光田康典氏のメッセージが記されています。発売から30年を経てなお、氏の絵が作品の顔であり続けていることが分かる企画です。
まとめ
鳥山明氏と本作の関わりを整理します。
- クロノ・トリガーのキャラクターデザインを担当
- 堀井雄二氏・坂口博信氏とともに「ドリームプロジェクト」の中心にいた
- ドラゴンクエストやブルードラゴンなど多くのゲームも手がけた
- 2024年3月1日に逝去、訃報は3月8日に発表された
- 30周年記念のレコードBOXにもアートワークが使われている
この作品の第一印象を決めているのは、間違いなく氏の絵です。改めて遊ぶときは、キャラクターの造形にも目を向けてみてください。
30周年の企画は30周年で何があった?記念企画とこれからを振り返る、音楽面はサウンドトラック一覧で紹介しています。
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